◆井出亀三郎さん

■生年月日■：1926年（大正15年）2月5日生
■所　　　属■：陸軍　比島派遣第14方面軍報道部　　　■兵科■：歩兵
■最終階級■：上等兵
■軍属歴■：
1944年（昭和19年）7月31日、拓南塾に合格。陸軍雇員に。
北ボルネオ派遣第37軍司令部付となる。
同年9月21日、バレー海峡で海没、瑞穂丸に救助され、マニラ兵站に収容される。
1944年（昭和19年）10月3日、威第10234部隊に仮転属（マニラ）
同年11月１日、比島派遣第14方面軍報道部に転属
■転属歴■：
▲1945年（昭和20年）1月15日、臨時召集報道部に勤務。二等兵（バギオ）
△同年4月23日、バギオ撤退。ヌエバビスカヤ州バヨンボンへ。 6月7日、同地を撤退、 マウンテン州キャンガン（現イフガオ州） 17日同地を撤退。アシン川流域に撤退。 7月以降9月7日まで同地に駐留。
▼同年9月14日、米軍に投降、武装解除。翌日トラック列車により、カランバ仮収容所へ。
　　　　　　　　　 約10日後作業隊としてケソン市（マニラ北方）収容所
▽1946年（昭和21年）1月北サンフェルナンドに移送され作業隊
■帰国年月日■：1946年（昭和21年）12月、復員（12月13日帰国）

【拓南塾】
日本南進の開拓者の教育機関。1941年に設立。
一期生100人からスタート。
貧しい農村の若者が新天地 で開拓するのを支援するため大東亜省が進めた塾。
戦況悪化に伴い、合格するれば兵隊にならなくてもよいので、 志願者が増えた。

　戦場証言

△隣村の漫画家による“のらくろ”に憧れ少年時代を過ごす。
１９４４年（１８歳）拓南塾に合格し、日本の南進開拓者を目指す。
▲しかし赴任先到着前に米潜水艦の雷撃で轟沈。九死に一生を得て、マニラに。比島派遣第14方面軍報道部に軍属として働く。
▲１９４５年、戦況の悪化に伴い、軍属から正式な軍隊として召集される。
比島にて米軍の攻勢を避け、逃避行。マラリヤなどの病気に悩まされる。
▽同年9月14日、米軍に投降。収容所での使役の後、復員。
1944年（昭和19年）7月30日国立大東亜錬成院第三部（旧拓南塾）卒業
1944年（昭和19年）7月31日陸軍雇員に北ボルネオ派遣第37軍司令部付
1944年（昭和19年）9月21日赴任途中のバレー海峡で海没、瑞穂丸に救助され、マニラ兵站に収容される。
1944年（昭和19年）10月3日威第10234部隊に仮転属（マニラ）
1944年（昭和19年）11月１日比島派遣第14方面軍報道部に転属
1945年（昭和20年）1月15日臨時召集を受け、引き続き報道部に勤務。二等兵
（バギオ）
1945年（昭和20年）4月23日バギオ撤退。ヌエバビスカヤ州バヨンボンへ
1945年（昭和20年）6月7日同地を撤退。マウンテン州キャンガン（現イフガオ州）
同17日同地を撤退。アシン川流域に撤退
7月以降9月7日まで同地に駐留。9月14日米軍に投降、武装解除。翌日トラック列車により、カランバ仮収容所へ。約10日後作業隊としてケソン市（マニラ北方）収容所
1946年（昭和21年）1月北サンフェルナンドに移送され作業隊
1946年（昭和21年）12月復員（12月13日帰国）